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受賞者 |
受賞理由 |
作家賞 |
石川
真生
(いしかわ まお)
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70年代から沖縄米軍基地周辺で懸命に生きる女性たちの姿を捉えた「FENCES,OKINAWA」をはじめ数々の個展や写真集を発表し続け、2018年丸木美術館が催した「石川真生 大琉球写真絵巻」展で今日までの沖縄、苦悩の歴史を綴った不屈の創作力に対して |
新人賞 |
インベカヲリ★ |
近刊「理想の猫じゃない」と同個展は、写真家とモデルという関係性のなかでも、これまでとは全く違う、「撮る-撮られる」を超えていて、その自由で闊達な表現に対して |
峯水 亮
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呼吸やフィンなどを上手く使って静止する高度な潜水技術で、夜の海に潜り、ストロボとマクロレンズで数ミリのプランクトンを鮮やかに、高精細に幻想的世界を描くその活動に対して |
国際賞 |
「THE
JAPANESE PHOTO BOOK:1912-1990」
マンフレッド・ハイティング/金子隆一 |
時代の移り変わりの中で511冊の写真集や3500点もの写真・図版を体系的に纏め上げ、日本の写真集が世界に与えた影響が歴史を辿りながら見えてくる。
それは日本の写真史を知る上で優れた内容で、デザインも秀逸である
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功労賞 |
富岡
畦草
(とみおか けいそう) |
近著「東京定点巡礼」を契機として、70年にも渉る東京や家族の成長記録を撮り続けた「定点撮影」の手法は、写真表現の原初的な特性を改めて明らかにした。その永年の写真活動に対して |
原 直久
(はら なおひさ) |
長年日本大学芸術学部で教鞭をとる傍ら、文化庁派遣芸術家在外研修員として、フランス、ドイツで研鑽を積み写真表現の原点は何かを探り、古典技法から最新の技術にまで制作に励み、海外の写真界にも影響を与えてこられた功績に対して |
学芸賞 |
港 千尋
(みなと ちひろ) |
2018年「風景論」―変貌する地球と日本の記憶―を上梓して、デジタル勃興時代以降の風景に対する概念を新たに提示し、今後の写真表現の領域を拡張させることを示唆する評論に対して
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