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受賞者 |
受賞理由 |
作家賞 |
有元伸也
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一貫して人間に眼を向け、精緻かつ大胆に捉えてきた写真世界を写真展・写真集「TOKYO
CIRCULATION」に成就させた。写真の力そのものを信じ長年続けてきた作家活動に対して |
大西みつぐ |
1970年代から主に下町をテーマに確かな批評性をもって時代の変化を抽出し続け、さらに近年では写真集『川の流れる町で』や映画制作など、新たなテーマの映像化を試みている。その広がり続ける長年のライフワークに対して |
新人賞 |
鶴崎
燃 |
「海を渡って」は日本における移民と難民の現在という忘れられがちな現代史の側面を丁寧に掘り下げ、日本とは何かを問いかけている。その良質なドキュメンタリー作品に対して |
横田大輔 |
デジタル時代の写真表現の可能性に果敢に挑み、そのスピード感と作品のクオリティによりグローバルに活躍をしている。その将来を嘱望される作家活動に対して |
国際賞 |
ボストン美術館 |
3.11を題材にした日本の写真家15人による作品展「In
the Wake」は、写真というメディアが3.11という壮大なテーマに対して果たしうる役割がいかに大きいかを知らしめた。その功績に対して
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功労賞 |
江成常夫 |
人間や社会と真正面から向き合い、洞察力のある眼差しで日本の負の歴史や現代社会が抱える問題を捉え、広く社会に訴え続けてきたその長年の作家活動に対して |
学芸賞 |
高橋しげみ |
写真家の故郷青森で、同じ故郷をもつ者として作品と鑑賞者をつなぐ役割を担い、写真における「場」の重要性を改めて示した「生誕80周年 澤田教一:故郷と戦場」展をはじめとする卓越したキュレーション活動に対して
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鳥原
学 |
写真評論家として長年にわたり雑誌の連載やワークショップの開催、キュレーション活動などを通して若い写真家を励まし、広く写真愛好家に写真の魅力を伝えてきた。その活動に対して
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