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百々武
写真展 「海流」
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東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F |
2015年5月20日(水)〜5月29日(金)
10:30〜19:00(最終日15:00まで)
5月23日(土)14:00〜15:00
百々武アーティストトーク
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鹿児島県屋久島。千年から生きる杉を見たかった。森自体の生命力に圧倒された。理屈ではなく、自分の五感を通して実際の感性が自然を通して養われていくようだ。雨水を蓄えた土から湧き出る芳醇な水を口に含むと体にしみ込んでいく。麓の集落は花が咲き誇り、山から流れ出る美しい水を利用し米や農作物を育てる。さらに水は山の養分を海に流し込み豊かな漁場の恩恵を島民は得る。自然には人間には創り出すことができないモノやコトが沸き上がっている。海に囲まれた日本列島に点在する離島を巡ることで人間が生きること、豊かさを見ることができるのではないかと思った。 |
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カベルナリア
吉田 写真展 「絶海の孤島」
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東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F |
2015年5月29日(金)〜6月3日(水) 11:00〜19:00 (最終日15:00まで/木曜休館)
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島」と聞くと「癒し」「リゾート」を思い浮かべる人が多いかもしれない。だが実際に島を歩き、島で暮らす人々と触れ合うほどに、その生活は生易しいものではないと実感する。
ひとたび天候が荒れれば船は止まり、本州「大陸」から隔絶される。物資は途絶え、商店の棚から食料品が消える。急病人を、設備の整った病院に搬送することもままならない。 本州に近い島々ですら、そうした離島苦は数多い。船便も乏しい「孤島」ともなれば、その暮らしは時に想像を絶する。だがさまざまな「不便」を受け入れて――今も孤島に住み続ける人がいる。人が住み続ける孤島がある。どうしてなのか。そこで生まれた――それだけの理由で、人はその場所に住み続けられるものなのか。故郷とは、島とは何なのか。
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太田
章彦 写真展 「Stranger of isiand ― 海士 ―」
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東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1F |
2015年6月5日(金)〜6月18日(木)
10:30〜18:00 (最終日15:00まで/日曜休館)
6月6日(土)15:00から 太田
章彦トークイベント
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僕は2013年の春に、この小さな島
に移住した。この島を訪れる前は、島根県の山あいの村で暮らし、「限界集落とは何か」を視覚化するために撮影。そして「限界集落」で暮らしている人々
の姿を見ているうちに「豊かさとは何か」という問いにたどり着き、その途端、集落での暮らし方がわからなくなった。 本土から船で2、3時間かかる海士町の暮らしは都市に比べ、確かに便利ではない。それにも関わらず多くの人を魅きつけ、人口約2400人のうち、島外から移住してきた人は1割に及ぶ。海士町を、暮らしの目線から見てみたいという理由から移住を決めた。様々な仕事に携わる「マルチワーカー」として働きながら写真を撮っている。それぞれの職場に入り込むことで、僕が感じた疑問に近づくことができるかもしれないと思ったからだ。 |
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加藤
庸二 写真展 「島 ― 花綵列島」
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新宿区西新宿6-6-2ヒルトン東京
地下1階 |
2015年6月18日(木)〜6月28日(日)
10:30〜19:00 (最終日15:00)
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友人と旅したその島は鹿児島県の奄美群島。沖縄が本土復帰する前の日本最南端、与論島でした。45年間の私の島歩きの原点はこの2島にあるといってよいかもしれません。初めて接したその与論島では、漠然とですが「シマ」というものに感覚的に接したように思います。島の居心地のよさ、自然の素晴らしさというものを知るきっかけとなったのです。そしてもうひとつの慶良間諸島。ここでは、島の生活やコミュニティが島の人間の独特な意思でも動いているという「ムラ」の原点というものがあることを知りました。私の島への興味は旅という接点ではじまり、奥へ奥へと入り込んでいったものでした。
できるかぎり数多くの島を歩いてみた今日、日本列島の島々を「点」としてではなく島の集合体の「平面」としてとらえることができるようになった気持ちがします。それは単に場数を踏んだことによる錯覚なのかもしれませんが、歩いた島を並べてみると、それはあたかも草花の首飾り《花綵》の日本列島に見えたのでした。
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