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受賞者 |
受賞理由 |
作家賞 |
畠山直哉
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東日本大震災の被害をうけた故郷を撮影した作品群は、「自然と人間」に関する多年の写真行為と、当事者として写真を残していこうという揺るぎない意志を観る者に感じさせる。写真を手段として思想を映像化するその独自の作品制作に対して |
山岸 伸 |
すぐれたカメラワークにより捉えられたタレントや各界著名人、ばんえい競馬のルポルタージュ、上賀茂神社の式年遷宮を撮影した作品など、誰にとってもわかりやすくかつ秀逸な長年の写真活動に対して |
新人賞 |
新井 卓 |
写真集『MONUMENTS』他で、被災した福島をはじめとする現実を見つめ、記録するために積極的にダゲレオタイプ(銀板写真)を用いた。そのユニークな作品制作に対して |
初沢亜利 |
沖縄とどう向き合うかを自身と日本人に問いかけ大きなインパクトを与えた写真集『沖縄のことを教えてください』は、数多い沖縄の写真の中で異彩を放つ。その卓越した写真活動に対して |
国際賞 |
崔仁辰と
『韓国写真史 1631-1945』翻訳チーム |
韓国で1999年に上梓され、2015年に日本語版が刊行された『韓国写真史1631-1945』は、韓国の写真史を知るための扉を開くものであり、日本統治時代の空白をうめるものともなっている。30年にわたる崔仁辰氏の研究の成果と、翻訳チームの緻密な訳業に対して
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功労賞 |
桑原史成 |
長期にわたって「水俣」など一貫したテーマを追いかけ、日本を代表する報道写真家の一人として、単に写真界だけでなく社会一般に影響を与え続けてきた。その長年の功績に対して |
(株)写真弘社
(代表・柳澤卓司) |
プロラボの先駆けとして、創立以来イベントや写真展に高度な技術を開発し提供し続けてきた他、ギャラリーの開設やカレンダーの発行など日本の写真文化振興に大いに寄与した功績に対して
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広田尚敬
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独自の表現による鉄道写真の先駆けとしてこの世界を牽引する第一人者となり、日本鉄道写真作家協会の初代会長を務めるなど、鉄道写真ブームに大いに貢献し、その一端を担ってきた。その多大な功績に対して |
学芸賞 |
小原真史 |
"IZU
PHOTO MUSEUMの開館以降、同館にて骨太の企画を取り上げ、アカデミックに掘り下げつつ、同時に一般的な関心も引く展示を開催し、話題を呼び続けてきた。その活動に対して
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